【特典付き】森崎和江『慶州は母の呼び声 新版』(昭和に生きた女性作家たち 文庫フェア)
※ここ数年ちくま文庫から刊行・復刊された昭和に活躍した女性作家10名の作品をプロフィールと共にまとめた特典ペーパーをお渡しいたします。
出版社：筑摩書房
人間の業を映す独自の作家活動を続けた森崎和江は、日本統治下の朝鮮に生まれた。大邱、慶州、金泉、現地で教師を務める父、温かな母と弟妹、そして「オモニ」たち──歴史的背景を理解せぬまま己を育む山河と町をただひたすら愛した日々に、やがて戦争の影がさす。人びとの傷と痛みを知らずにいた幼い自身を省みながら、忘れてはならぬ時代の記憶を切に綴る傑作自伝。（解説 松井理恵）
(出版社より)
