『sees magazine vol.02』

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今号で取り上げるテーマは「藝(う)える」。

「芸術」の“芸”という字には、「藝」と「芸」という2つのかたちがあります。本来、「藝」は時間をかけて何かを育むこと、「芸」は草を刈り取ることを意味していました。

物事のスピードが加速し、短い時間での成果が求められるいま。じっくりと何かに向き合うことは、以前よりも難しくなっているのかもしれません。

そんな時代の中で、「藝える」という言葉を手がかりに、いま私たちに必要な姿勢とは何か。各地での取材を通して、あらためて見つめ直していきます。

目次

⊹ 特集 「藝える」 今、私たちは何を植え、何を育むのか ⊹

𓏸 哲学者・永井玲衣さんと“藝える”について考える編集会議

𓏸 わたしとアートの距離は、いつ生まれたのだろう  -「藝える」から紐解くビリビリ鼎談 / ロジャー・マクドナルド × 野村政之 × 奥田悠史

𓏸 芸術という営みから人間を見つめ直す 「芸術人類学」というまなざし /人類学者・石倉敏明さん

𓏸 利他という奇跡を起こすには / 美学者・伊藤亜紗さん

宮沢賢治が藝えたもの

𓏸 100年前の最先端・宮沢賢治と歩く「未来」と「幸福」のカタチ / 独立研究者・岡田基生さん

𓏸 宮沢賢治『虔十公園林』 絵:淺井真至

𓏸 賢治が見た風景

𓏸 足跡の先にある風景を探して  - 新政酒造の酒造りにみる、農民芸術の現在形 / 佐藤祐輔 × 井上岳一

藝える人

𓏸 トンコハウス 堤大介さん「好奇心さえあれば、自分の道は見つけられる - トンコハウス・堤大介がアニメーションの向こうに見る夢」

𓏸 ブックアーティスト 太田泰友さん「表現したいという衝動が、森に向かう原動力 - ブックアーティストがいま森の中で考えていること」

𓏸 藝える人 03 - 田楽座 中山さん「その芸に生活は宿っているか - いま民俗芸能を演じ、伝えていくということ」

𓏸 浮いてまう。──徳山村、増山たづ子さんが遺した「生」

𓏸 受け取った人からの手紙 / 京都大学名誉教授・田中克

𓏸 取材を終え、いまふたたびの哲学対話 ー問いを藝えつづけるためにー


⊹ Series ⊹

𓏸 わたしたちが共に生きるための、ちょうどいいテクノロジーとは - みんなでつくる「より強く、より速い」だけではない社会 / 緒方壽人 × 奥田悠史

𓏸 マンガ『視点』 vol2. わたしがいちばん 絵:そねぽん

𓏸 土と水から、民主主義を問い直す / greenz.jp 編集長・増村江利子

𓏸 アフリカの農村から問い直す、生と死、そして失敗という特権 / Dots for Inc. 代表・大場カルロスさん

𓏸 薄っぺらでないもの、あるいは残ってほしい文化遺産 / ノンフィクション作家・島村菜津

𓏸 藝える、歩く。 絵:小島有

𓏸 森の素材ラボ

𓏸 伊那谷風土展 絵:マメイケダ