伊礼智『心地よさのものさし』
住宅建築家の伊礼智氏が、自身の設計について文章・イラストともに書き下ろした一冊。
近年の住宅設計では欠かせない「性能と意匠」を両立させた8軒の住宅を、写真と図面、ポイント詳細図、性能まで紹介しながら、それぞれの設計時の苦労や失敗談、心を打たれたエピソードなどを交えました。
伊礼氏は何を「ものさし」とし、心地よさ(性能)と佇まいの美しさ(意匠)をどう調和させるのか――。
本書のページをめくりながら、開口部の取り方、風の通し方などを想像でき、ポイントとなる部分はプロに向けて詳細図を参考にしていただけるつくりとしました。
造園家の荻野寿也氏、リノベを依頼した施主の岡本欣也氏との対談などを通し、伊礼氏の頭の中を覗き見できるような世界観がつまっています。
プロのみならず、住宅設計を志す学生や家づくりを検討される方にもおすすめです。(出版社より)