酒井駒子『みみをすますように』
出版社:ブルーシープ
絵本作家、酒井駒子。その静謐さをたたえた美しい絵と、詩的で思索的な文との響き合いは、子どもから大人までの多くを魅了し、日本にとどまらず海外でも高い評価を得ています。 本書は、酒井駒子初となる本格的な個展「みみをすますように」にあわせて刊行する画集です。デビュー作から最新作まで、20冊を超す絵本を中心に約300点の原画、 約30点のラフスケッチを選びました。 画用紙や段ボールに黒い絵の具を下塗りし、その上に描き出された子どもたちや動物たち。時が止まったかのような、あるいは雪降る日の静けさの中の、まぶたの奥の瞳に、ひそやかな仕草に、ささやき声に。 みみをすますように、ごらんください。