
Larry Clark『CALLED HOME』
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出版社:LIVING PROOF
アメリカ人映画監督でフォトグラファー、ラリー・クラーク(Larry Clark)の作品集。本書は、作者が映画監督デビュー作となった映画作品『KIDS/キッズ』の監督を務めていた1992年から1995年に撮影した写真のアーカイブから作られた一冊である。ありのままに写し出された1990年代のニューヨークは、ある意味神話化された瞬間であったと言えよう。当時のニューヨークの若者の生活をリアルに描くため、作者はダウンタウン、特にロウアーマンハッタンの「ワシントン・スクエア・パーク(Washington Square Park)」でスケーターたちと何年も一緒に過ごした。その中で、作者は18歳のハーモニー・コリン、演技経験の有無にかかわらずキャスティングされた多くの俳優たちと出会う。
彼らはのちに、スケートボード、アート、ファッション、アンダーグラウンド・カルチャーの未来を形作ることとなる。ジャスティン・ピアース(Justin Pierce)、ハロルド・ハンター(Harold Hunter)、クロエ・セヴィニー(Chloë Sevigny)、レオ・フィッツパトリック(Leo Fitzpatrick)、ジェフ・パン(Jeff Pang)、キース・ハフナゲル(Keith Hufnagel)、ハビエル・ヌニェス (Javier Núñez)、今でも街にこだまするようなエネルギーを体現した面々がキャリアをスタートさせた瞬間がそこには写る。(ソフトカバー/140 x 215 mm/115ページ)