熊谷勇樹『Interlude』
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出版社:ルラジャパン
ブランドのキャンペーンやLula Japanをはじめとするファッション誌、広告、アーティストのポートレートなどを手がける、 引く手数多の写真家 熊谷勇樹。 本作「Interlude」は写真を始めて10年を経た熊谷が、1つの区切りをつけるため、これまでの作品を書籍化したものです。
人間の身体の線や肌理、霞がかった砂浜、人影、波立つ水面、どこかの子どもの姿、列をなす人々、皺がれた手、星座、赤ん坊…。 師 横浪修から独立した後の過去5年間、さまざまな瞬間に撮り溜めてきた写真群は、 その1つ1つにまつわるエピソードをはっきり覚えているというほど、作家の私的な記憶と深く結びついています。
それらは一方で「幕間」を意味するタイトルが示す通り、規定されることに抗うような匿名性を持ち、 言葉を超えて鑑賞者の感覚へと接続されていきます。熊谷が節目として捧げる、神秘的で緊張感ある美しさに貫かれた1冊です。