田中基 『縄文のメドゥーサ 増補新版』

田中基 『縄文のメドゥーサ 増補新版』

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出版社 ‏ : ‎ 現代書館

山梨・長野の縄文遺跡群に根を生やしたように住み込み、土偶や土器と寝食を共にした田中基は、土偶の中に受胎から誕生までの人の図像を発見した。縄文人が一万年を生き抜き、生命の本質を探ったことを土偶の中から見つけ出す。また、中世諏訪祭は蛇体祭祀であり『古事記』『日本書紀』の蛇体祖霊来訪神事と同質で、今日の諏訪の御柱祭はそれらの変容である。
 増補新装版の刊行にあたり、第4章「大地に描かれた胎芽・胎児・出産像をめぐって――縄文図像と三木胎生学として」を追加。(出版社より)

中沢新一さん帯文
「田中基は縄文研究に捧げたその清冽な人生をとおして、縄文図像学の奥に胎生学の基層を見出した。生まれたばかりの知性が手探りで世界から取り出そうとしている世界像が、土器に刻み込まれている。この発見をつうじて、彼は縄文人の眼で世界を見ることのできる稀有な人間となったのだ。」


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