岡崎乾二郎 『而今而後』
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出版社 : 亜紀書房
而今而後(=いまから後、ずっと先も)の世界を見通し、芸術・社会の変革を予見する。
稀代の造形作家の思想の軌跡を辿り、その現在地を明らかにする、比類なき批評集。
【推薦】
「岡﨑乾二郎は稀有な存在である。彼にあっては、芸術制作と哲学的認識、自身の生活と社会運動が一つになっている。」
(柄谷行人)
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この世界の外、この時間の先で、世界は起こりつづける。
〈世界(そしてこのわたしもこの社会も)が終わっても、世界は終わらないことをわたしたちはもう知っている。いまの歴史、いや時間そのものが終わっても、その先に世界があること、すでにあったことを知っている。(……)わたしが終わっても、そのわたしを生成させた世界は終わらない。世界は世界を生成させる力を持ちつづける。たえず時間、空間つまり世界は生起している。この世界の外、この時間の先で、世界は起こりつづける〉(本書より)(出版社より)