『定刻に歌うハミングバード』
出版社:十七時退勤社
〈今回は初めて全員が執筆者となり、この小さな作文集を作りました。テーマは「十七時退勤後」。本業のタイムカードを押したあと、自由な時間になにをしているか、なにを考えているか。居残り練習のように本屋さんに行ったり、文章を書いたりすることもあれば、頭をめぐらし体を動かして、伸びやかな自分を迎えることもあるでしょう。一人の時間も、家族の時間も、友人との時間も、またそれぞれに。〉 〈大人になったらアフターファイブ! 十七時には(気持ちの面だけでも)飛び出して、鼻歌交じりに歩き出したいもの。読んでくれた方にも、そんな心持ちになってもらえると嬉しいです。〉 ――「はじめに」より
目次
はじめに
平安時代と私 粕川ゆき
髪は伸びるが床屋では名前がない 橋本亮二
どもない 花本武
石畳に紙粉舞い落ちるとき 笠井瑠美子
『「わざわざ系」の系譜―多様化する本屋と、そこに注がれる眼差し』の「ウラ話」或いは補足的「あとがき」 どむか
習い事と私 粕川ゆき
蛍リミックス 花本武
合点 イン・ザ・パーク 橋本亮二
恋愛を考える私 粕川ゆき