我喜屋位瑳務『Guinea Mate』
出版社 : トゥーヴァージンズ
「生きづらい世の中で、自分を救うにはどうしたらいいのか」という問いへのアンサーを、創作人生を賭けて探し求めるアーティスト・我喜屋位瑳務。ドローイングやコラージュ、ペインティングなど、様々な表現⽅法で作品を⽣み出し、各方面で熱狂的な支持を集めています。
本書は我喜屋位瑳務による、商業出版として初となるドローイング作品集であり、“生きづらさ”を抱えるすべての人たちのために創り上げた、自分自身の生き方と生活を肯定するためのバイブルです。
日英バイリンガル(一部除く)
guinea mate/ギニーメイトとは…
救いに特化した神様など存在しない。もしいるのだとすれば、戦争や貧困や差別で悩み苦しむ人たちはいないはず。ならば、オリジナルの神様を自分で設定して、自分で自分を救えばいいじゃないか。そうして生まれた我喜屋位瑳務による架空の宗教。計108ヶ条あり、本書は24ヶ条を収録する。
guineaは英語のguniea pig/ギニアピッグが由来で、我喜屋位瑳務が愛する「モルモット」を、mateは「仲間・兄弟」を意味する。
【guniea mate 24ヶ条】
1 できるだけ10時間は寝る
2 必要以上に人に会わない
3 疲れたらすぐ休む
4 楽しいことには金と時間の浪費を惜しまない
5 動物を過剰に愛する
6 自分だけを信じる
7 人を呪ってはならない
8 約束はなるべくしない
9 選挙権のある人は投票に必ず行く
10 すれ違った動物には心で挨拶する
11 動物を褒める
12 期待をしない
13 期待をさせない
14 できるだけ怒らない
15 店員さんに親切にする
16 違法薬物を使用しない
17 暴力をしない
18 清潔を心がける
19 この世を去った者を忘れない
20 聞く
21 たまには体に悪そうなものを飲食する
22 ゆっくり
23 対等
24 自分第一