【8/3 (月)】『夜なのに夜みたい』刊行記念
岡野大嗣×柴田聡子 トークイベント
「忘れたいのに忘れたくない」
申込みの前に必ず参加規約をお読み下さい。
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| 日程 | 2026年8月3日 (月) |
| 時間 |
19:00〜20:30 開場 18:40〜 |
| 料金 | 1,650円(税込) |
| 定員 | 100名 |
| 会場 | 本店 大教室 |
歌人・岡野大嗣さんの短歌×散文集『夜なのに夜みたい』。
「歳月」「音源」「景観」「Magic」……等々、
15のテーマから光景と感情をスケッチした、ポエジー溢れる1冊です。
今回刊行を記念して、シンガーソングライター・詩人の柴田聡子さんをお招きし、トークイベントを行います。
「忘れたくないものを忘れても平気になるために、短歌を作っている」という岡野さんと、
「忘れたいことを忘れても/忘れられないことを忘れても/忘れても忘れても/まだまだまだまだ忘れたい」と歌う柴田さん。
おふたりの表現の源にはどんな思いがあるのか。
すんなりとは言葉になってくれない感情を、どのようにして言葉に紡ぐのか。
表現の在り方は、時間を経てどのように変わってきたのか。
それぞれの創作の源を探る、詩情に満ちたトークイベントです。
トーク終了後にはサイン会を開催します。
対象本は下記の通りです。書籍はイベント会場にて販売いたします。(持ち込みも可。)
岡野さん対象本:『夜なのに夜みたい』
柴田さん対象本:タイトル問わず既刊1冊
わずかにでも感情を動かした時間と光景。
それを忘れたくないために短歌を作っていると思ってきた。
でも正確には違っていた。
戻れない過去を新鮮なまま、感傷に包み込まずに
自分の中に取り込んでしまう。
忘れたくないものを忘れても平気になるために
短歌を作っている。今はそう思っている。
(岡野大嗣『音楽』より)
しみのあるカーテン
しおれてるサボテンたおれてる
そとのあかりは100点満点
軽々持ち上げる黒いバイク
すすきむせび泣く公園
口をきかないで立つ街路樹
タイヤには切られた跡が四つ
踏切が開くのをじっと待つ
忘れたいことを忘れても
忘れられないことを忘れても
忘れても忘れても
まだまだまだまだ忘れたい
(柴田聡子「忘れたい」より)
プロフィール
Photo:Masafumi Sanai岡野大嗣 おかの・だいじ
1980年大阪生まれ。2014年に第一歌集『サイレンと犀』、19年に第二歌集『たやすみなさい』(ともに書肆侃侃房)、21年に第三歌集『音楽』(ナナロク社)、23年に第四歌集『うれしい近況』(太田出版)、24年に短歌×散文集『うたたねの地図 百年の夏休み』(実業之日本社)、25年に佐内正史との共著『あなたに犬がそばにいた夏』(ナナロク社)、26年に『夜なのに夜みたい』(集英社)、安福望との共著『ユニバーサリー・アニバーサリー』(河出書房新社)を刊行。その他、著書多数。NHK短歌の選者や講師としても幅広く活躍する。

柴田聡子 しばた・さとこ
シンガー・ソングライター/詩人。大学時代の恩師の一言をきっかけに活動を始める。現在までに7枚のオリジナル・アルバム、2冊の詩集、エッセイ集などを発表。詩集『さばーく』で第5回エルスール財団新人賞<現代詩部門>受賞。第二詩集『ダイブ・イン・シアター』が第31回中原中也賞最終選考作品選出。アルバム『Your Favorite Things』がCDショップ大賞2025<赤>大賞受賞。2026年、FUJI ROCK FESTIVAL ’26に出演決定。
書籍情報

岡野大嗣『夜なのに夜みたい』(集英社)
アディショナルタイム あなたが雑踏に紛れて粗い画素になるまで
頭に描いたものと、目で見たもの。
記憶しているものと、今ここにあるもの。
それらの間にはきっと時間的、空間的、詩的な差分が存在している。
「差分」がはらむエモーションを、移ろいゆく一瞬の光景と感情を、
短歌と散文、ふたつの言葉で集めてみたい。
歳月・音源・景観・速度・手動・Magic・往来・真偽・Floor・温度・通信・余白・Transit・反射・輪郭
15の窓から切り取った鮮やかなスケッチ。
大人気歌人による、待望の短歌×散文集!