【4/ 13 (日)】『かずをはぐくむ』刊行記念<br>森田真生 トークライブ

【4/ 13 (日)】『かずをはぐくむ』刊行記念
森田真生 トークライブ

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日程 2025年4月13日 (日)
時間 14:00〜16:00 ※途中休憩あり
開場 13:30〜
料金

4,400円(税込)
小学生〜高校生 1,100円(税込)
未就学児 無料

定員 100名
会場 本店 大教室


 

 雑誌『母の友』で2020年から5年にわたって続けてきた連載をまとめたエッセイ集『かずをはぐくむ』が福音館書店から4月11日に発売されます。

 時計を読むこと、長さを測ること、予定を立てること、計算すること……私たちの生活はいつも数にいろどられています。しかし、数にたどりつくまでの道のりは長い。
 読めない時計の針の動きが不思議だったこと、メジャーで何でも長さを測ってワクワクしたこと、百まで自力で数えられて嬉しかったこと、たし算ができるようになって誇らしかったこと……そんな時間もあっという間に過ぎ去ってしまって、数がわかるまでにどれほど多くの学びと驚きがあったか、私たちはいつしか忘れてしまいます。
 子どもたちの存在は、また思い出させてくれます。

 わからなかったことがわかるようになる、数のない世界が数のある世界に変わる、その道程がいかに新鮮な驚きに満ちていたか、子どもたちの歩みがまた教えてくれます。
 連載を始めたとき3歳と0歳だった私の息子たちはいま、それぞれ8歳と5歳になりました。彼らとともに歩んできた時間はもう戻ってこないけれど、この日々にめぐりあえた一つひとつの風景を、また読者と分かち合えることを嬉しく思っています。
 数のない世界から、数にいろどられた世界へ——だれもが一度は通ったことがあるはずのこの道を、ふたたび歩んでいく新鮮な喜びをみなさんとぜひ分かち合えたらと思います。

 今回のトークライブでは、本書刊行後の第一声として、本書をより一層楽しんでもらうための書籍も紹介しながら、「かず」がわかるようになっていくことの喜びと不思議について、とことんみなさんとともに考え、感じる時間にできたらと思います。
 親子での参加も歓迎です。どうか気軽にご参加ください。

 当日の出会いを心から楽しみにしています。

森田真生


プロフィール


森田真生 もりたまさお

1985年生まれ。独立研究者。京都を拠点に研究、執筆の傍ら、国内外で様々なトークライブを行っている。著書『数学する身体』(新潮文庫)で第15回小林秀雄賞受賞、『計算する生命』(新潮文庫)で第10回河合隼雄学芸賞受賞。ほかの作品に『偶然の散歩』『数学の贈り物』、(共にミシマ社)、『僕たちはどう生きるか』(集英社文庫)、訳と「そのつづき」を手がけた『センス・オブ・ワンダー』(レイチェル・カーソン著、西村ツチカ絵、筑摩書房)、絵本作品『アリになった数学者』(脇阪克二絵、小社)などがある。


書籍情報

book

森田真生(著)西淑 (絵)『かずをはぐくむ』

「生まれたばかりの息子を初めて腕に抱いたとき、いつか彼が数をかぞえたり計算をしたりする日が来るとは、まだとても信じられなかった。言葉もない、概念もないのだ」(本書より)。しかし、やがて、子どもの心の中には、数が“生まれ”、おとなと共に“育み”あうようになる。3歳と0歳のきょうだいが、8歳と5歳になるまでの驚きに満ちた日々。独立研究者、森田真生があたたかく見守り、やわらかに綴る。子どもに「教える」のではなく、「学びあう」。そんな関係の中で、日常に潜む不思議が、次々と発見されていく。「数のない世界から、数にいろどられた世界へ――だれもが一度は通ったことがあるはずの道だ。この道をふたたび歩んでいく新鮮な喜びを、本書を通して少しでも感じてもらえたらありがたい」。数の旅路に寄りそう、画家、西淑による挿絵もふんだんに掲載。福音館書店の月刊雑誌「母の友」で、2020年から2025年まで掲載された連載が待望の単行本化。