【2/ 8 (土)】「ぞうさん」の詩人:まど・みちお 没後10年記念 「まど・みちおの絵本」(理論社)シリーズ・スペシャルトークイベント

【2/ 8 (土)】「ぞうさん」の詩人:まど・みちお 没後10年記念 「まど・みちおの絵本」(理論社)シリーズ・スペシャルトークイベント

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日程 2025年2月8日(土)
時間 18:00〜19:30
開場 17:30〜
料金 1,650円(税込)
定員 100名
会場 本店 大教室


 

童謡のみならず、哲学的な多くの詩をのこした詩人まど・みちおの没後10年を期して、 「まど・みちおの絵本」シリーズの、スペシャルトークイベントを開催いたします。
まど・みちおの1編の詩をどのように絵本にするのか……。
絵本が生まれるまでについて、4人の画家とシリーズ編集者が語ります。
登壇者は、ささめやゆき・nakaban・あずみ虫・きたむらさとし、そして編集の松田素子。画家が一堂に会する稀なる会となります。是非ご参加ください。


プロフィール

author 写真提供 : 石田京

まど・みちお 

1909年、山口県に生まれる。1934年に雑誌に投稿した詩が北原白秋により特選に選ばれる。1951年に書いた「ぞうさん」は日本人に最も愛される童謡のひとつ。1968年にはじめての詩集『てんぷらぴりぴり』(大日本図書)を刊行。野間児童文芸賞を受賞する。『まど・みちお全詩集』(理論社)で芸術選奨文部大臣賞のほか多くの賞を受賞。1994年に日本人初の国際アンデルセン賞作家賞受賞。2003年には日本芸術院賞受賞。2014年2月に104歳で永眠。

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ささめやゆき 

1943年、東京都に生まれる。出版社の編集を経て画家になることを決意、70年代にパリやニューヨークで絵を学び、帰国後、細谷正之の名で版画や油彩画を発表。90年代から、ささめやゆきの名で活動。『ねこのチャッピー』(小峰書店)『ガドルフの百合』(宮澤賢治・作 偕成社/小学館絵画賞)『あしたうちにねこがくるの』(石津ちひろ・文 講談社/日本絵本賞)『よだかの星』(宮澤賢治・作 ミキハウス)『まどさんからの手紙 こどもたちへ』(まど・みちお・著 講談社)『あるひあるとき』(あまんきみこ・作 のら書店)『すなはまのバレリーナ』(川島京子・文 のら書店)『マルスさんとマダムマルス』(ひだまり舎)など。

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nakaban 

1974年、広島県に生まれる。絵画、書籍の装画、文章、映像作品等を発表している。新潮社の「とんぼの本」シリーズのマークなど、いくつかのロゴデザインも手がけている。音楽家とのライブ活動を不定期に行い、ステージでは幻燈的ドローイングを描く。主な著作に、絵本『ダーラナのひ』(偕成社)、『ランベルマイユコーヒー店』(オクノ修/詩 ミシマ社)、『トラタのりんご』(岩波書店)、『わたしは樹だ』(松田素子/文 アノニマ・スタジオ)『ぼくとたいようのふね』(B L出版)『ひとのなみだ』(内田麟太郎・文 童心社)などがある。まど・みちおの詩集『うふふ詩集』(理論社)の挿絵も手がける。広島市在住。

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あずみ虫 

1975年、神奈川県に生まれる。絵本作家、イラストレーター。安西水丸氏に師事。アルミ板をカッティングする技法で作品を制作する。2010年講談社出版文化さし絵賞受賞。絵本『わたしのこねこ』(福音館書店)で産経児童出版文化賞美術賞を受賞。写真家・星野道夫氏への憧れと野生動物への関心から、2018年よりアラスカに通い始め、現在はアラスカと日本を行き来しながら作品を制作している。絵本作品に『ぴたっ!』(福音館書店)、『アザラシのアニュー』『ホッキョクグマのプック』(ともに童心社)、『おねぼうさんは だあれ?』(Gakken)、『つるかめ つるかめ』(あすなろ書房)、『わたしがテピンギー』(偕成社)など。

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きたむらさとし 

1956年、東京都に生まれる。絵本作家、画家。19歳から広告や雑誌のイラストの仕事を始め、1979年にイギリスへ渡る。1982年に『Angry Arthur』(ハーウィン・オラム/文 Andersen Press)でデビュー。イギリスの新人絵本作家に与えられるマザーグース賞を受賞。(同書の邦題は『ぼくは おこった』 評論社)。その後30年にわたってイギリスを拠点に活動。代表作に『ミリーのすてきなぼうし』(BL出版)、『スマイルショップ』(岩波書店)などがある。その作品の多くが世界各国で翻訳出版されており、中南米やヨーロッパ、アジアなどのブックフェアにもたびたび招聘され、世界の子どもや児童書関係者との交流を続けている。

author

松田素子 

1955年、山口県に生まれる。編集者、作家。偕成社にて『月刊MOE』の創刊メンバーとなり、同誌編集長を経て退社。現在はフリーランスで、絵本編集、執筆などで活躍中。

書籍情報

book

『くうき』ささめやゆき

空気は、あらゆる生き物の中を出入りしながら地球をめぐっている。世界中の、あらゆるものをつないで流れていく「くうき」。……すべてのつながりを謳う詩が清々しい1冊の絵本になりました。

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『水は うたいます』nakaban

ひとしずくの水は、まるで透明な音符。それは集まり流れ、天にのぼり地に降って、歌いながら世界をめぐる。――詩人まど・みちおは、すぐそばにあるなんでもないことに奇跡を見出しつづけ詩に結晶していった。澄みわたる絵本のシンフォニー。

book

『よかったなあ』あずみ虫

葉っぱや、花、草や木や動物たち。そこに「ある」ことや、そこに「いる」のがあたりまえだと 思っている……そんなものたち。――それらすべてに「よかったなあ」という言葉をなげかける詩人まど・みちお。あずみ虫の絵が、その言葉のひとつひとつと響き合う。

book

『ぼくが ここに』きたむらさとし

なにかがそこに「いる」。なにかがそこに「ある」。ただそれだけのことが、どんなにかけがえのないことなのか……。まど・みちおの代表作であるこの詩に向き合うことは、まるで「大きな謎解きのようだった」と画家は語る。とてつもなく大きな、宇宙的なものに守られている……そんな安心感につつまれる絵本。