【12/ 22 (日)】『生活保護特区を出よ。』第4巻刊行記念
まどめクレテックトークイベント
申込みの前に必ず参加規約をお読み下さい。
お申し込みはこちら
日程 | 2024年12月22日 (日) |
時間 |
14:00〜15:30 開場 13:30〜 |
料金 | 1,650円(税込) |
定員 | 100名 |
会場 | 本店 大教室 |
『生活保護特区を出よ。』の第4巻の発売を記念して、著者のまどめクレテックさんによるトークイベントを開催いたします。
本作は架空の日本を舞台に、病気や能力不振により自立困難とされた者を国が保護する区画「生活保護特区」の日々を描く作品です。この国の「見えざる姿」を描く圧倒的リアリティと、貧困・差別・格差の渦中を生きる人々の複雑で繊細なディテールから決して目を逸らさぬ姿勢に貫かれた傑作です。連載開始以来、多くの共感を集め「このマンガがすごい!2023」オトコ編第11位ランクイン、ELECTRONICOS FANTASTICOS! 和田永さんとの対談や、小沢健二さん『追伸 モノクロマティック』へのエッセイ漫画寄稿など、作品・作者ともにますます注目を集めています。今回のトークは、本作に込めた思いや執筆に至った経緯、制作の舞台裏を作者自身が語る初の機会となります。聞き手は同作の担当編集でトーチweb編集長の中川敦が務めます。
*トークイベント終了後にまどめクレテックさんのサイン会を行います
プロフィール
まどめクレテック
埼玉県所沢市出身。画業に携わる両親の影響で幼い頃から絵画に親しみ、美術系の高校で日本画を学ぶ。漫画に取り組み始めたのもこの頃。大学では文化人類学を専攻し、中央アジアや佐渡島でのフィールドワークにも参加。佐渡の風景は作品の舞台設定にも大きく影響を与えている。同人誌活動を経て2020年6月『生活保護特区を出よ。』でデビュー。
中川敦
トーチweb編集長。担当作に、まどめクレテック『生活保護特区を出よ。』、川勝徳重『痩我慢の説』、斎藤潤一郎『武蔵野』『死都調布』、大山海『奈良へ』、意志強ナツ子『アマゾネス・キス』坂上暁仁『神田ごくら町職人ばなし』、ウルバノヴィチ香苗『まめで四角でやわらかで』、高浜寛『ニュクスの角灯』など。
書籍情報
『生活保護特区を出よ。』第4巻
著者:まどめクレテック
発行:リイド社
仕様:160ページ/A5版
発売日:2024年11月21日
<あらすじ>
1945年、大きな戦争により国中に浮浪者があふれ荒廃した日本は、福祉と治安維持のため二つの政策を行った。一つは東京を復興し新しい都市「新都トーキョー」をつくること。もう一つは、能力不振や病気、障害等により自立困難なものに国が衣食住、生活を保障する「生活保護特区」(俗称マントラアーヤ)を制定すること。
2018年、新都トーキョーの一般的な中流家庭で育った女子高生のフーカは、落ちこぼれながらも平凡な日常を送っていた。ところがある日、彼女のもとへ「特区通知」が届く。突如、生活保護特区に単身移住することになったフーカは、その想像を絶する状況に戸惑い、困惑する。そして、心のうちに野望を秘めた「ある少年」との出会いが彼女を思いがけない道へ誘い込み……