奥野克巳 伊藤雄馬 『人類学者と言語学者が森に入って考えたこと』
出版社 : 教育評論社
東南アジアの狩猟採集民(森の民)を研究している人類学者と言語学者。森の民とともに暮らして得た知恵を語り尽くす。
性別役割分業や、「持たない」ことが基本原理であることなど、閉塞した日本社会を打破するヒントが、ここに。
目次
イントロダクション なぜ人類学者と言語学者は森に入るのか
プロローグ 森の民であり、日本人でもある
対談1 森の民に心奪われるとはどういうことか
論考(奥野克巳) 他者のパースペクティヴから世界を見る
対談2 狩猟採集民を知るープナンに出会う、ムラブリに出会う
対談3 すり鉢状の世界を生きる私たちと、その外側
論考(伊藤雄馬) ムラブリとして生きるということ
対談4 have notの感性にふれる
エピローグ 現代人の中にうずく「狩猟採集民的な何か」
(出版社より)