【サイン本】三角みづ紀『メキシコ』
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出版社:ナナロク社
7篇の詩と17篇のエッセイを収録
メキシコを舞台とした待望の第十詩集
2023年と2024年、2度に及びメキシコへ滞在。
滞在中に書かれた詩とエッセイが本作です。
三角みづ紀/あとがきより
ノートをひらき、線を引く。
デッサンをするように、大切な瞬間をとらえて描いていく。
わたしにとって入口は同じだった。
質感や感情のかたちによって、余白の多い詩になったり、物語をはらんだエッセイになったりする。
本著は十冊目の詩集であり、わたしのメキシコの日々そのものでもある。
詩「乾季のおわり」より
水分をはらんだ空気と
この身体が天気を予報する
砂漠が靴にとどまって
わたしたちは
たしかに失ったのだが
なにを得たのか知らない
(出版社より)