天野裕氏『Alone Together』
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出版社:ケンエレブックス
30歳で写真を撮り始めていきなり大きな写真賞を獲得しながら、展覧会や写真集といった発表の場に背を向け、元カノにもらった軽自動車で寝泊まりしながら全国を走り回り、SNS 上で日時と場所を指定して、やってきた客から見料として1冊千円を取り一対一自身の写真集を見せる、独自の撮影~発表行為「鋭漂」を続けてきた天野裕氏。
本作『Alone Together』はコンパクトデジカメやスマホで「自分の半径5メートル以内の写真」だけを撮り続けてきた、天野裕氏の20年ちかくにおよぶ「鋭漂」の日々。その生活から滲み出す汗と涙と体液がこびりついたスナップによって構成されている。
金、暴力、女、薬、友人、さまざざまな出会いと別れ。崩れ壊れる寸前の日々から掬いあげられた、奇跡のように美しい瞬間のつらなり。
キャリアの最初期から天野裕氏に注目し、本書の編集も手掛けた編集者/写真家の都築響一と天野裕氏による、2017、2022、2025年の3度にわたる対話を巻末に収録。放浪の日々からコロナ禍をへて、作家がどのように自身の表現を貫いてきたか、その変遷が語られる。
研ぎすぎた刃物のような文体で綴られる天野の詩篇をふくむ、154点の作品をカラーで収録。日英バイリンガル仕様。(上製本/A4/184ページ)