【1/19 (日)】『ミニマル料理「和」』刊行記念
稲田俊輔 × 平松洋子 トークイベント
「から揚げは醤油だけでいいと私たちが思うに至ったのはなぜか?」
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日程 | 2025年1月19日(日) |
時間 |
14:00〜15:30 開場 13:30〜 |
料金 | 1,650円(税込) |
定員 | 100名 |
会場 | 本店 大教室 |
2023年レシピ本大賞【プロの選んだレシピ賞】受賞の『ミニマル料理』、ついに待望の続編が刊行! 「ミニマル料理」という新しい料理ジャンルの地平を切り開いた令和の奇書が再び! 今回のテーマは和食です。人類は「料理」を発明して以来、調味料や食材の組み合わせ、加熱方法の多様化など、より一層のおいしさを求め、いわば足し算によって発展させてきました。しかし、そうした足し算方向の進化だけではなく、同時に常に引き算を意識してきたのが和食という食文化。本書では和食をテーマとすることで、より深く、ミニマル料理の本質に迫っています。
そうした本書の魅力を紐とくのは、食文化や暮らしをテーマとした文筆活動を長年第一線で続けてこられた平松洋子さん。『ミニマル料理「和」』では、焼きとりやから揚げに使う調味料は醤油のみで十分という提案をしているのですが、なんと平松さんも、試行錯誤を重ねた結果、「から揚げは醤油だけ」にたどりついたと言います。お二人はいかにして、ミニマルな境地に至ったのか。はたまた、ミニマル料理は日々の暮らしに何をもたらすのか。前作同様に読み物たっぷりの本書。読み込むのがますます楽しくなるトークイベントです!
そして、先着30名様に、本書で使っている調味料をプレゼントします!詳しい内容は当日のお楽しみ!調味料ということでやや重めのお土産となっております。お持ち帰りのご準備をお願いいたします。
プロフィール
稲田俊輔 いなだ・しゅんすけ
料理人、飲食店プロデューサー、文筆家。鹿児島県生まれ。京都大学卒業後、飲料メーカー勤務を経て円相フードサービスの設立に参加。居酒屋、和食店、洋食、フレンチなどさまざまなジャンルの業態開発に従事する。2011年、東京駅八重洲地下街に南インド料理店「エリックサウス」を開店。南インド料理とミールスブームの火付け役となる。
『ミニマル料理 最小限の材料で最大のおいしさを手に入れる現代のレシピ85』(弊社刊) で第10回レシピ本大賞特別部門【プロの選んだレシピ賞】授賞。
『南インド料理店総料理長が教えるだいたい15分! 本格インドカレー』『だいたい1ステップか2ステップ! なのに本格インドカレー』(ともに弊社刊) 、『人気飲食チェーンの本当のスゴさがわかる本』『飲食店の本当にスゴい人々』(ともに扶桑社新書) 、『おいしいものでできている』『食いしん坊のお悩み相談』(ともにリトルモア) 、『キッチンが呼んでる!』(小学館) 、『スパイス完全ガイド』(西東社) 、『「エリックサウス」稲田俊輔のおいしい理由。インドカレーのきほん、完全レシピ』(世界文化社) 、『異国の味』(集英社) 、『料理人という仕事』(ちくまプリマー新書) 、『現代調理道具論 おいしさ・美しさ・楽しさを最大化する』(講談社) など、著書多数。
平松洋子 ひらまつ・ようこ
作家、エッセイスト。1958年、岡山県倉敷市生まれ。東京女子大学文理学部社会学科卒業。タイやベトナムといったアジアをはじめとする世界の食文化や、暮らし、文芸についての執筆活動を行う。2006年には『買えない味』(筑摩書房) でBunkamura ドゥマゴ文学賞、2012年には『野蛮な読書』(集英社) で講談社エッセイ賞を、2022年には「『父のビスコ』(小学館) で読売文学賞を受賞。『平松洋子の台所』(新潮文庫) 、『おいしい日常』(新潮文庫) 、『サンドウィッチは銀座で』(文春文庫) 、『夜中にジャムを煮る』(新潮文庫)、『食べる私』、『日本のすごい味 おいしさは進化する』(新潮社) 、『肉とすっぽん 日本ソウルミート紀行』(文藝春秋) 、『パセリカレーの立ち話』(プレジデント社) など著書多数。2025年3月、『おあげさん 油揚げ365日』(文春文庫刊行予定) 。
書籍情報
『ミニマル料理「和」』
2023年レシピ本大賞【プロの選んだレシピ賞】を授賞し、「ミニマル料理」という新しい料理ジャンルを確立した令和の奇書がふたたび!
今作のテーマは和食。足し算に走りがちな現代和食の料理本界に引き算のおいしさという一石を投じます。だしを使わずにつくる1章「米」、2章「菜(おかず)」に続く3章は、心の負担を軽くしつつ日々の生活を充実させる日常の「だし」がテーマ。必要十分な材料と手間とは何かをつきつめ、結果として時短簡単レシピに帰着するのは前作同様。浮いた時間でおかずを増やせば、それは「一汁三菜」という幸福が約束された時間への早道です。