
【5/ 20 (火)】『クレーとマルク 動物たちの場所』(みすず書房)刊行記念
新藤真知×高橋文子 トークイベント
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日程 | 2025年5月20日 (火) |
時間 |
19:00〜20:30 開場 18:30〜 |
料金 | 1,100円(税込) |
定員 | 100名 |
会場 | 本店 大教室 |
日本では未だあまり知られていないが、ドイツの国民的画家フランツ・マルクとパウル・クレーは、ミュンヒェンの芸術家グループ〈青騎士〉の活動を通して知り合うやいなや、互いに惹かれ、影響を与え合う存在であった。マルクはクレーの絵をいちはやく評価し、クレーはマルクの絵と理論に多大な影響を受けていた。第一次大戦下ヴェルダン近郊でマルクが斃れるまで、ふたりは家族ぐるみで交流し、手紙や葉書で制作状況や近況を伝えて励まし合った。
『クレーとマルク 動物たちの場所』のテーマである、このドイツ近代絵画史にのこる二人の画家の友情について、本の中では書き尽くせなかったエピソードやこぼれ話をまじえて、編者のふたりが熱く語り合う。
*イベント参加者、書籍お買い上げの方にはクレーのポストカードをプレゼント
プロフィール

新藤真知 しんどう・まこと
1950年東京生まれ。美術展プロデューサー。日本初のM.C. エッシャー展、エゴン・シーレ展、グスタフ・クリムト展などを手掛ける。1997年日本パウル・クレー協会を設立。主な著書に『芸術の非精神的なことについて』(勁草書房、1995)『パウル・クレー 子供の領分』(E.H.E.S.C.、1997)『クレーの旅』(平凡社、2007)『クレーの食卓』(講談社、2009)『もっと知りたいパウル・クレー』(東京美術、2011)他。

高橋文子 たかはし・ふみこ
翻訳家。ドイツ語講師。横浜生まれ。上智大学でドイツ文学を専攻。訳書に『クレーの詩』(平凡社、2004)マルク『戦場からの手紙』(crystal cage叢書、全3巻、2013-2014)『クレーの日記』(みすず書房、2018)『カフカ素描集』(みすず書房、2023)他。
書籍情報

新藤真知・高橋文子 編『クレーとマルク 動物たちの場所』(みすず書房)
パウル・クレーと、クレーの同年の友でよき理解者であり、その才能を誰よりも早く見出した〈青騎士〉の画家フランツ・マルク。第一次大戦の戦場でマルクが斃れるまで、二人は家族ぐるみで交流し、多数の手紙や葉書を交わして絵画論や近況を伝えあった。そしてそこには、互いを思い遣るあたたかな絵が添えられていた。
二人が残した絵葉書、動物をテーマとする二人の作品を一冊に編み、ドイツ絵画史に残るひそやかな交感に光をあてる。