【4/ 6  (日)】『憧れの世界ーー翻案小説を書く』『さみしがりな恋人たちの履歴と送信』ダブル刊行記念 <br>「ふつうの文章の(奇妙な)書き方をめぐって」<br>青木淳悟×笠井康平トークイベント

【4/ 6  (日)】『憧れの世界ーー翻案小説を書く』『さみしがりな恋人たちの履歴と送信』ダブル刊行記念
「ふつうの文章の(奇妙な)書き方をめぐって」
青木淳悟×笠井康平トークイベント

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日程 2025年4月6日 (日)
時間 18:00〜19:30
開場 17:30〜
料金 1,650円(税込)
定員 100名
会場 本店 大教室


 

小説家の青木淳悟さんの新刊『憧れの世界ーー翻案小説を書く』(代わりに読む人)と、作家・批評家の笠井康平さんの初小説集『さみしがりな恋人たちの履歴と送信』(いぬのせなか座)のダブル刊行記念イベントを開催いたします。

『憧れの世界ーー翻案小説を書く』は、ジブリアニメ『耳をすませば』に材をとる2つの翻案小説に、執筆の背景をめぐる書き下ろしエッセイ2本が併録された、青木淳悟さんの9年ぶりの新刊小説集です。ゲームや日記や漫画などさまざまな題材を独自の小説のかたちに「翻案」してきた青木さんの魅力と小説観がぎゅっと詰まった一冊になっています。

一方、『さみしがりな恋人たちの履歴と送信』は、原稿料や契約(書)について考えるメディア「作家の手帖」共同編集長を務め、日本初訳のヴァージニア・ウルフ『灯台へ』(葛川篤訳)復刊にも携わるなど、各所で活躍してきた笠井康平さんによる初作品集です。ひとがどのように自分のための物語をつくり、それを支えに生き、あるいは失敗してきたのか。小説・詩歌・批評・日記など様々な形式を用いながらたどっていく、不思議に魅力的な物語集となっています。

エッセイ・日記(本)ブームや、生成AIによる文章作成などが話題となる昨今。いわゆる「小説らしい文章」と「そうでない文章」のあいだのありふれた違いを越境するような活動をされているおふたりのお話を通じて、あらためて「ひとが文章を読み、書く」とはどういうことなのか、小説とはいったいどんな表現なのか、迫りたいと思います。

当日は、制作集団・出版版元「いぬのせなか座」主宰の山本浩貴が司会進行役をつとめます。
最後に質疑応答の時間も設けますので、以下フォームよりお二人の本のご感想やご質問などをぜひお寄せ下さい。
https://forms.gle/FyKubfPqPXxAhKbD9

多くのみなさまのご参加を心よりお待ちしております。


プロフィール


青木淳悟 あおき・じゅんご

1979年埼玉県生まれ。2003年「四十日と四十夜のメルヘン」で新潮新人賞を受賞。2005年、同作と「クレーターのほとりで」を収めた『四十日と四十夜のメルヘン』で野間文芸新人賞を受賞。2012年『私のいない高校』で三島由紀夫賞受賞。著書に『このあいだ東京でね』、『学校の近くの家』、著作に「水戸黄門は見た」などがある


笠井康平 かさい・こうへい

1988年生まれ。著書に『私的なものへの配慮No.3』がある。他の著作に「文化芸術の経済統計枠組みはいかにしてテキスト品質評価指標体系の開発計画に役立つのか」、「現代短歌のテキストマイニング――吉田恭大『光と私語』(いぬのせなか座)を題材に」、「場所(Spaces)」(共著者:樋口恭介)、「10日間で作文を上手にする方法」シリーズなど。「もの書き」が生活に役立つ知識を持ち寄るメディア「作家の手帖」の共同編集長として、日本初訳のヴァージニア・ウルフ『灯台へ』(葛川篤訳)復刊にも携わる。


書籍情報

book

青木淳悟『憧れの世界ーー翻案小説を書く』

舞台は1995年、主人公は受験を控えた中学三年生。読書に夢中の少女はくり返し図書館へと出かける。ジブリアニメ『耳をすませば』の2つの翻案小説「憧れの世界」「私、高校には行かない。」のほか、「“青春懴悔の記”いかにファンでなかったか?」、「小説家、ジブリを書こうとする―「失敗から始める」翻案への道」を収録。
https://www.kawariniyomuhito.com/book-akogarenosekai/

book

笠井康平『さみしがりな恋人たちの履歴と送信』

どうして、いつまで、どうやって、僕らは物語を作るのだろう。いくつもの時代のカルチャーを経巡りながら、ささやかに失われてばかりの生と語りの歴史をかたる、言葉に恋する新時代の物語撰集。さみしがりな恋人たちの履歴と送信。「いぬのせなか座」「作家の手帖」など多方面で活躍する著者による小説・詩歌・批評20作。巻末には自作解説も収録、待望の初作品集。
https://inunosenakaza.com/lonelyloverslongletters