【特典付き】当店限定復刊 木下古栗『ポジティヴシンキングの末裔』

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※ご購入特典として【木下古栗さん書下ろし掌編『馬女』】をプレゼント。

出版社:早川書房

■あらすじ
まったくもって毛深い体質ではなかったはずなのに、ある朝、純一郎が目覚めると、手足が自らの陰毛によって緊縛されていた……(「ラビアコントロール」)。
 枕に額を預けて目をつむった。眠りの底なし沼に沈みそうになる。このまま性器をまさぐり出せば俺はマスターベーションを避けられないだろう……(「糧」)。
 体力のある若者たちの間で今、密かにマグロ漁が流行の兆しを見せ始めているというが……(「爽やかなマグロ漁」)。
 文学の冒険、文体の魔術、物語の脱臼?不可思議な官能のスパイスがまぶされた未体験の約30篇が共演する!著者の記念すべき初作品集。

■著者情報
木下古栗(きのした・ふるくり)
1981年生まれ。2009年、初単行本『ポジティヴシンキングの末裔』(早川書房)を発表。「本屋大将」(2011)で第38回川端康成文学賞候補となり、『金を払うから素手で殴らせてくれないか?』(2014)がTwitter文学賞に輝く。『グローバライズ』(2016)は、多くの読書人から評価された(氏の作品を愛する熱狂的な読者は「フルクリスト」とも呼ばれる)。その他の作品に『生成不純文学』(2017)、『人間界の諸相』(2019)、『サピエンス前戯』(2020)などがある。

■出版社より
このたび、木下古栗さんのデビュー作『ポジティヴシンキングの末裔』を青山ブックセンター本店様にて限定復刊することが決定いたしました!本書は2009年11月に早川書房より出版され、その後長らく手に入りにくい状態が続いていましたが、青山ブックセンター本店・店長の山下優さんより復刊のご希望をいただき、今回皆さまにお届けできることとなりました。この機会にぜひ、青山ブックセンター本店様にてご予約ください!

■店長より

本は昔でも最近でもいつ刊行されていようと出会った時が新刊だと、書店員を続けてきて強く実感します。同時にいつでも好きなタイミングで出会えるわけではありません。売れたタイミングで注文をしようとした時に注文システムに「ご注文いただけません。品切れ・重版未定です。」あるいは、「絶版です。」と表示される度に、もっと届けることができたはず、と後悔が押し寄せてきます。それでも単行本であれば、文庫化という道が残されています。しかし、すんなり文庫化がされるタイトルがある一方、色々な事情があるのは重々承知していますが、残念ながら待っても待っても文庫化がされないタイトルがたくさんあります。その中で今回は、色々なタイミングが噛み合い、木下古栗さんのデビュー作『ポジティブシンキングの末裔』が当店限定という形で復刊して頂けることになりました。
話の繋がりもほぼないはずが、似たような内容の話が繰り返されることで全二十九編が一つの長編に感じ、何もないようで、いや何もないからこそ、何もかもがあるのではないか、そんな風に感じさせてくれる一冊です。ぜひこの機会にぜひ手に取って体感頂けたら嬉しいです。


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