のもとしゅうへい『いっせいになにかがはじまる予感だけがする』

のもとしゅうへい『いっせいになにかがはじまる予感だけがする』

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その港町が僕のことを追い出したとき、すでにひとつの冬がおわろうとしていた。一方その頃オフィスビルに住む老人は、バス停を押す女は、名前のないワニは、インターネットの予備校生は──。透明な移動が曖昧な身体を運び、見知らぬ他者の生活を静かに貫くロードムービー。(帯文より)

現代という時代の圧倒的な加速感に身を委ねながら、その内側へ虚構の風景を立ち上げる詩人・のもとしゅうへいによる初めての小説作品。端的にわかりあうことをゆるやかに拒絶する世界で、そこに生まれる無数の予感を静かにみつめ、写しとろうとする試みです。執筆から造本設計、ブックデザインまでを著者自身で手がけた一冊。
(2023年・セルフパブリッシング)

・ISBN 978-4-9913347-0-2
・Cコード C0093
・判型 A5変形判
・頁数・製本 238ページ/上製本

(著者より)

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