【サイン本】山口晃『CHRONIQUES D’UN JAPON MERVEILLEUX / とあるニッポン博覧圖』
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出版社 : LES ÉDITIONS DE LA CERISE
日本人画家、山口晃の作品集。作者は20年間にわたり、古典主義と現代の不遜さを織り交ぜた独自の画風を貫く稀有な日本人アーティストの一人として、国内外で高い評価を得てきている。その巨大なキャンバスには揺るぎない物語の力を秘め、観た者は時空を超えた旅へと誘われる。バイクと騎馬のキメラ、お茶を飲む侍、蔑みの眼差しでこちらを見つめてくるアンドロギュノスのような両性を持つ戦神と出会う。伝統的な絵画や1970年代の漫画のオマージュでありながら、作品にはエスプリとユーモアも富んでいる。グラフィカルな表現の裏に隠れているのは、グローバライゼーションと進歩に向けた風刺が散りばめられた日本の歴史そのものなのであろう。
テキストをフランク・マンガン(Franck Manguin)、インタビューを小山ブリジット(Brigitte Koyama-Richard)とフランク・マンガンが手がける。日本語 / フランス語併記。