ディビッド・シム『ソフトシティ』
北原理雄 翻訳
出版社 : 鹿島出版会
ヤン・ゲール理論の実践書。
刊行2年で20か国語に翻訳された待望の書、ついに日本で発売。
近年、人にやさしい建築と都市計画を扱った文献が増えているが、『ソフトシティ』はそこに加わった重要な一冊である。実際、建築と都市計画はもっとソフトになる必要がある。――ヤン・ゲール(序文より)
ヤン・ゲールの「人間の街」の理念は世界に広がり、各地でプロジェクトが動き出すようになった。デザインから実現の段階に入ったといってよい。それでは、どのようにして「人間の街」を実現すればよいのか? 読者はその答えを本書に見いだすことができるだろう。――「訳者あとがき」より
目次
日本語版への序
序文 ヤン・ゲール
はしがき
序論 建物のあいだのアクティビティからソフトシティへ
隣人と暮らす
街区をつくる 都市化社会でローカルに暮らす
生活の時間
街に出る、人と交わる 過密化し分断された世界で
生活の重層化
天候と共生する 気候変動の時代に
ソフトは壊れにくい
9つの基準 住みよい都市的密度のために
フォトエッセイ ソフトジャパン――日本各地で目にしたソフトな新旧都市現象
訳者あとがき