マリアナ・レーキー『ここから見えるもの』

マリアナ・レーキー『ここから見えるもの』

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翻訳:遠山明子
出版社:東宣出版

ゼルマがオカピの夢を見ると、二十四時間以内に村の誰かが死ぬことになる。
ドイツの片田舎の村の群像を通し、人生、愛、死、希望を、ユーモアを織りこんだ軽妙な文体で描く、魔法のような物語。

ドイツの独立系書店が選んだ今年の愛読書賞受賞
ドイツで80万部を超えるベストセラー
世界24か国で翻訳された話題の小説

愉快であると同時に意味深い本を読む機会はめったにない。そういう本はまれだ。この種の本は人生の奇妙さとちょっとした奇跡について熟考させてくれる。オカピを一瞥するように。
――トマス・ベーム(ラジオ1)

悲しい場面でも、お気に入りのニットに包まれているかのような安心感が得られる小説。
――ズザンナ・ヴェングラー(ブーフクルトゥーア誌)

ルイーゼの祖母ゼルマがオカピの夢を見るたびに、なぜか村の誰かが死ぬ。それも二十四時間以内に。彼女がオカピの夢を見たその日、夢の話は瞬く間に村中に知れわたり、死を免れる魔除けをもとめる者や、今まで隠していた秘密を明かそうとする者で騒然となる。が、しかし死神は、無常にも予期せぬ者の命を奪っていった――自分探しの旅を続ける父とつねに心ここにあらずの母、重量挙げの選手になるのが夢のマルティン、長年ゼルマを愛しているが告白できずにいる眼鏡屋、懐疑的な祖母、迷信深い叔母、日本のお寺で修行をしている仏僧フレデリクなど、風変わりな心温かい隣人たちに囲まれて、ルイーゼは、死と愛、そして人生について考えていく。

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