里見龍樹『不穏な熱帯』

里見龍樹『不穏な熱帯』

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出版社 ‏ : ‎ 河出書房新社

東日本大震災の直後、南太平洋の島々でのフィールドワークは、文化と自然の境界が揺らぐ領域へと私を導いた――。
人類学の新時代を告げる衝撃作!

東日本大震災から間もない2011年7月、若き人類学者は南太平洋でのフィールドワークに赴いた。岩を積み上げて人工の島を築く人々。海を隔てて届いた「ツナミ」。間近に迫った教会の祭典。村の隠された歴史と一人の女性との出会い。そして、ある日の暴風によって聖なる茂みの大木が倒れたことをきっかけに、事態は思いもよらない方向に動き出し――。 フィールドワークに基づく近代人類学の誕生から100年、「ポストコロニアリズム」「存在論的転回」「マルチスピーシーズ民族誌」などを経て、人類学はどこへ向かうのか? 南太平洋でのフィールドワークと哲学/思想や文学を峻烈に交差させ、人類学を「外部としての自然」へと解き放つ新たなる思考。人類学的思考の根源を現代に回復し、世界の見方を根底から変える衝撃作。


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