『手の応答−生活工芸の作家たち』
文|三谷龍二
写真|菅野康晴
発行|2024年12月15日/新潮社青花の会
B5判/上製本/カラー128頁
本書は、「生活工芸」の代表作家であり、「生活工芸とは?」という問いにむきあいつづけた木工家・三谷龍二さん監修の展観(「手の応答:生活工芸の作家たち」展/2024年11-12月於青花室)の図録として製作されました。自身をふくむ12作家を6のテーマ──「手」「反」「外」「器」「貧」「弱」すなわち「生活工芸」の6要素──に分類し、解説を附します。作家たちの作品は、三谷さんとの対話をもとに制作された新作で(古道具以外)、彼ら自身の生活工芸論ともいえます。
2000年代日本の生活文化を牽引した「生活工芸」の現在地を示し、その意義を再考する書。(発行元より)