
正木晃『世界で一番美しいマンダラ図鑑』
出版社:エクスナレッジ
マンダラとは、最後発の仏教である「密教」が、世界の構造や心の構造に関する真理を、視覚を通して伝えるために開発した図像です。幾何学的な構成と強い対称性が特徴です。
インドで生まれたマンダラはチベットや日本でも盛んに描かれましたが、「密教」とは関係の無い地域にもマンダラに似た図像は存在します。密教が開発した厳密な意味のマンダラを「狭義のマンダラ」と呼ぶなら、それらは「広義のマンダラ」と呼べるでしょう。
広義でとらえたマンダラは、人の瞳も蓮の花も、星の動きにも見て取れます。世界はマンダラで満ちているのです。
本書では日本で独自の進化を遂げた様々なマンダラ、世界と自然界に散らばる美しいマンダラを、色鮮やかな写真とともに解説します。宗教学者の正木晃氏がチベット・ネパールで実際に撮影した、日本では滅多に見られない美しいマンダラ群も大公開します。また、現代日本のアーティストによる新しいマンダラも紹介します。80種近くものマンダラを網羅した、世界にひとつだけの美しい図鑑です。
世界共通言語ならぬ共通図像のマンダラは、眺めているとすっと心が安らぎます。眼から点眼する薬のように、疲弊した心に驚くほど染みわたります。今のこの世の中、マンダラを眺めることが、もしかしたらあなたの心の救いにつながるかもしれません。
マンダラとは、最後発の仏教である「密教」が、世界の構造や心の構造に関する真理を、視覚を通して伝えるために開発した図像です。幾何学的な構成と強い対称性が特徴です。
インドで生まれたマンダラはチベットや日本でも盛んに描かれましたが、「密教」とは関係の無い地域にもマンダラに似た図像は存在します。密教が開発した厳密な意味のマンダラを「狭義のマンダラ」と呼ぶなら、それらは「広義のマンダラ」と呼べるでしょう。
広義でとらえたマンダラは、人の瞳も蓮の花も、星の動きにも見て取れます。世界はマンダラで満ちているのです。
本書では日本で独自の進化を遂げた様々なマンダラ、世界と自然界に散らばる美しいマンダラを、色鮮やかな写真とともに解説します。宗教学者の正木晃氏がチベット・ネパールで実際に撮影した、日本では滅多に見られない美しいマンダラ群も大公開します。また、現代日本のアーティストによる新しいマンダラも紹介します。80種近くものマンダラを網羅した、世界にひとつだけの美しい図鑑です。
世界共通言語ならぬ共通図像のマンダラは、眺めているとすっと心が安らぎます。眼から点眼する薬のように、疲弊した心に驚くほど染みわたります。今のこの世の中、マンダラを眺めることが、もしかしたらあなたの心の救いにつながるかもしれません。