上妻世海 選 	エルンスト・カッシーラー『カントの生涯と学説 新装版』

上妻世海 選  エルンスト・カッシーラー『カントの生涯と学説 新装版』

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監修:門脇卓爾 高橋昭二 浜田義文 
出版社:みすず書房

カッシーラーの『カントの生涯と学説』は、初版(1918)以来数十年をへた現在もなお、
最良のカント書のひとつである。カントの哲学思想とその生涯の全体がひとつに溶け
あったその内容と文体は、明晰で深い洞察をしめしている。名匠の手によるこのカント
把握によって、読者はカントの哲学および人間の理解へと導かれるであろう。
本書の最大の魅力は、論述の対象であるカント哲学の偉大さと、著者であるカッシーラーの思想とが見事な一致を示している点にある。本書執筆当時、カッシーラーの思想は転換期にあった。ひとつには第一次大戦に直面して、理性にもとづく現実認識の一面性を確信した彼は、それまでの新カント派的な発想をこえて、世界了解の前提となる想像力・感情・意志等々人間の豊かな精神の全体の学をめざしながら、カントの把え直しに向かっていたのである。
〈全体が問題になっている〉カントとカッシーラーの親和力は、カントの雄大な体系的思索の頂点である『判断力批判』をめぐる本書の考察に、その結実をみることになる。『判断力批判』を人間の精神形態の十全な表現ととらえる著者の分析は、〈象徴形式〉へとつらなるであろう。
ふたりの巨匠の出会いから成った第一級の古典的著作といえよう。[1986年3月初版発行](出版社より)

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