三好愛選 中園孔二『中園孔二 見てみたかった景色』

三好愛選 中園孔二『中園孔二 見てみたかった景色』

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出版社:求龍堂

深森や海、ダークウェブー未踏の場所にダイブすることで到来したゴーストたち。その「得体のしれない」生態を描いた “ デジタルプリミテイブ " 世代の鬼才。
東京藝術大学教授、東京都現代美術館参事 長谷川 祐子

東京藝術大学在学中から注目のアーティストであり、卒業時「アートアワードトーキョー丸の内2012」に選出、小山登美夫賞、オーディエンス賞をダブル受賞。
将来を期待され、絵画のみならず音楽・映像にも興味を持ち、自由にその才能を広げていた矢先の2015年夏、高松の海で、事故により25歳という若さで亡くなる。
しかし、高校卒業から数えると7年という短くも濃い制作人生で、思うままに全力を費やした、約500点の作品が遺された。
本書は初めての画集として、「中園孔二の世界」への入り口とすべく204点に絞り込み纏めた。
独特な作風はとても印象的で、カバージャケットからも分かるように、同空間のなかで様々な要素が手前に奥に、レイヤーのように重なり、浮遊し、一つの世界を創り出す。
そして唐突とも言えるような得体の知れないモチーフが次々と現れ、楽しそうに、同時に怪しく、見る者を不可解な物語に引き込んでいく。
「出来上がる表面はバラバラに見えますが、すべて自分の見てみたかった景色です」
という中園の言葉にあるように、本書で掲載した204点においても、驚くほど違う姿の作品が無限に現れてくるような錯覚を覚える。
圧倒的な想像力とパワー、そしてそれを一つにする美しい色彩が、誰にも似ていない唯一の絵画世界を生み出した。
本書は、7月14日〜9月30日まで、横須賀美術館にて開催される「中園孔二展 外縁―見て見たかった景色」に合わせ刊行。
(出版社より)

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