
信田さよ子選 『戦争と文化的トラウマ』
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編集:竹島正、森茂起、中村江里
出版社:日本評論社
戦争はどのような傷跡を私たちの心と社会に残したのか
本書は、日本が経験した第二次世界大戦(アジア・太平洋戦争)を、トラウマ、とくに「文化的トラウマ」の視点から検討することを試みる。そのために、単に心的なトラウマのみではなく、それを引き起こした歴史的事実、引き続く身体・社会への作用や、それをめぐる国や社会の対処、そして、個人から国また文化にも浸透している被害‐加害関係における立場といった事象の全体を視野に収める。
戦争という巨大な事象を、歴史学、社会学、精神医学、臨床心理学、ジャーナリズム等の協働により学際的に論じることで、現在にまで及ぶその長期的な影響にさまざまな角度から光を当てる。(出版社より)