【9/ 15 (日)】『感情の海を泳ぎ、言葉と出会う』(教育評論社) 刊行記念
会いたい言葉に会うために
荒井裕樹 × 温又柔 トークイベント
申込みの前に必ず参加規約をお読み下さい。
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日程 | 2024年9月15日 (日) |
時間 |
14:00〜15:30 開場 13:30〜 |
料金 | 1,650円(税込) |
定員 | 100名 |
会場 | 本店 大教室 |
9⽉2⽇、荒井裕樹さんの新刊『感情の海を泳ぎ、⾔葉と出会う』(教育評論社)が発売になります。
⽣きづらさの表現と向き合ってきた荒井さんが、「書くこと」について綴ったエッセイです。
本の刊⾏を記念して、トークイベントを開催します。
テーマは「会いたい⾔葉に会うために」です。
ゲストにお呼びするのは、作家の温又柔さん。台湾で生まれ幼少期より日本で育った温さんは、日本語の中に台湾語や中国語を織り込んだ「わたしの言葉」とめぐり会えたことで、束ねるのがままならなかった自分の感情を「書くこと」のほんとうの手応えを得たと話します。
書くことは生きること。生きることは自由になること。自由とは自分自身の声をもつこと。その声の中に、自分以外のひとびとを住まわせる場所を確保すること……荒井さん、温さんとともに⾔葉について、書くことについて、考えてみませんか。
ご参加をお待ちしています。
プロフィール
荒井裕樹 あらい・ゆうき
1980年東京都生まれ。二松學舍大学文学部教授。文筆家。専門は障害者文化論、日本近現代文学。東京大学大学院人文社会系研究科修了。博士(文学)。著書に『障害と文学――「しののめ」から「青い芝の会」へ』『凜として灯る』(現代書館)、『隔離の文学――ハンセン病療養所の自己表現史』(書肆アルス)、『生きていく絵――アートが人を〈癒す〉とき』(亜紀書房、のちにちくま文庫)、『障害者差別を問いなおす』(筑摩書房)、『車椅子の横に立つ人――障害から見つめる「生きにくさ」』(青土社)、『まとまらない言葉を生きる』(柏書房)などがある。
温又柔 おん・ゆうじゅう
1980年、台北市生まれ。両親とも台湾人。幼少時に来日し、東京で成長する。2009年、「好去好来歌」で第33回すばる文学賞佳作を受賞しデビュー。2013年、演劇プロジェクト「東京ヘテロトピア」に参加し、東京で生きるアジア人の物語を執筆。2016年、『台湾生まれ 日本語育ち』で第64回日本エッセイスト・クラブ賞受賞。2019年、文化庁長官表彰。2020年、『魯肉飯のさえずり』で第37回織田作之助賞受賞。著書に『来福の家』『空港時光』『祝宴』『私のものではない国で』など、編著に『李良枝セレクション』がある。
書籍情報
『感情の海を泳ぎ、言葉と出会う』
荒井裕樹 著
教育評論社
B6判/並製/208頁
定価(本体1,700円+税)
被抑圧者の表現を追って踏み入れた学問の世界。文学者で物書き、人権や差別といった問題についても発信しているから、何者か分からないと思われている節がある。 一貫して向き合ってきたのは言葉について。
良い文章ってなんだろう?
今まで漠然と考えていたことを、あらためて直視してみようと思う。
「良い文章を探すことは、喩えるなら、夜空を見上げて星座盤にない星を探すようなものかもしれない。確かに今、視線の先に星は見えない。でも、この視界の先に星があると信じることはできる。信じた方が、夜の暗さが怖くなくなる。そう感じられる人と、この本を分かち合いたい」――「はじめに」より。
文章を書く人・書きたい人に贈る、良い文章と出会うための25篇。 第15回わたくし、つまりNobody賞受賞以来、初のエッセイ集!