
アーサー・クラインマン『臨床人類学』
大橋英寿、遠山宜哉、作道信介、川村邦光 翻訳
出版社 : 河出書房新社
医療人類学の不朽の金字塔――江口重幸氏
あらゆる臨床に〈人間〉を取り戻すための空前の名著――東畑開人氏
医療人類学を切り拓いたクラインマンのデビュー作、遂に復刊!
今では医療人類学の草分け的存在として広く知られているアーサー・クラインマンが、西洋医と中国医とシャーマンが混在する1969年以降の台湾でおこなったフィールドワークを中心に、医療と文化のかかわりについて理論的枠組みを提唱したデビュー作。
本作では、民族誌的知見を、臨床の具体的な場面に即したかたちで明示し、病者と治療者の関係を根本から問い直している。医学、精神医学、人類学、社会学、公衆衛生学など様々な分野を横断し、人文知、社会科学知との境界領域を探求した感動的名著。
(出版社より)