
【12/17 (日)】『オリンピア』(北烏山編集室) 刊行記念
越前敏弥 × 倉本さおり × 樋口真理トークイベント
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日程 | 2023年12月17日(日) |
時間 |
14:00〜15:30 開場 13:30〜 |
料金 | 1,540円(税込) |
定員 | 90名 |
会場 | 本店 大教室 |
2023年末、外国語や海外文学の研究書や翻訳書を厳選して刊行する小さな出版社が生まれます。その名は 北烏山編集室。メンバーは研究社と三省堂で長く編集者をつとめたおふたり(津田正さんと樋口真理さん)です。
その北烏山編集室の第1弾として刊行されるのが、文芸翻訳者の越前敏弥さんが四半世紀前から(!)なんとしても日本で紹介したいと考えてひそかに訳していた "執念の持ち込み本"『 オリンピア』(デニス・ボック)。ドイツからカナダに移住した一族の生と死が詩情豊かに語られる連作短編集です。
今回のイベントでは、越前さんと樋口さんに、この本の魅力や出版へ至るいきさつなどをたっぷり語っていただきます。司会は海外文学ファンにはおなじみの書評家・倉本さおりさん。ぜひお見逃しなく!
プロフィール

越前敏弥 えちぜん・としや
1961年生まれ。文芸翻訳者。訳書『世界文学大図鑑』『世界物語大事典』(以上、三省堂)、クイーン『Yの悲劇』、D・ブラウン『ダ・ヴィンチ・コード』(以上、KADOKAWA)、ダウド『ロンドン・アイの謎』、F・ブラウン『真っ白な嘘』(以上、東京創元社)、ハミルトン『解錠師』(早川書房)、マッキー『ストーリー』(フィルムアート社)など。著書『文芸翻訳教室』(研究社)、『翻訳百景』(KADOKAWA)、『名作ミステリで学ぶ英文読解』(早川書房)、『はじめて読む! 海外文学ブックガイド』(河出書房新社、共著)など。

倉本さおり くらもと・さおり
1979年生まれ。書評家。週刊新潮「ベストセラー街道をゆく!」、小説トリッパーにてブックレビューを担当中のほか、文芸誌、週刊誌、新聞各紙で書評やコラムを中心に執筆。『文學界』新人小説月評(2018)、毎日新聞文芸時評「私のおすすめ」(2019)、文藝「はばたけ! くらもと偏愛編集室」(2019~21)共同通信文芸時評「デザインする文学」(2020~2023)。 TBS「文化系トークラジオLife」サブパーソナリティ。共著に『世界の8大文学賞 受賞作から読み解く現代小説の今』(立東舎)、『韓国文学ガイドブック』(Pヴァイン)。

樋口真理 ひぐち・まり
1964年生まれ。商社勤務、中学校国語教員、翻訳家を経て、2002年〜2021年、株式会社三省堂に勤務。小中高の国語検定教科書や、『世界文学大図鑑』など大図鑑シリーズ、『世界物語大事典』『世界シネマ大事典』などの事典、『世界文学アンソロジー』などの編集を担当。2022年、株式会社北烏山編集室(津田正との共同経営)を設立。『はじめて読む!海外文学ブックガイド』(河出書房新社)、ストーカー『ドラキュラ』(光文社古典新訳文庫)などの書籍の編集を手がける。『オリンピア』は自社刊行書籍の最初の1冊。
書籍情報

『オリンピア』
デニス・ボック 著
越前敏弥 訳
記憶と鎮魂のファミリー・ヒストリー
第2次世界大戦をきっかけにドイツからカナダへ移住した家族を描く連作短編集。静かで平和に見える一族の生と死が詩情豊かに語られる。点景としてのオリンピック、断片としての家族の歴史。
「ぼくたち家族の才能は永遠のものだと思っていた。」(本文より)
装釘 宗利淳一
※12月5日発売予定