【12/14 (土)】山口晃『CHRONIQUES D’UN JAPON MERVEILLEUX / とあるニッポン博覧圖」再版刊行記念トークイベント+サイン会
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日程 | 2024年12月14日 (土) |
時間 |
18:00〜19:30 開場 17:30〜 |
料金 | 1,650円(税込) |
定員 | 100名 |
会場 | 本店 大教室 |
国内外で高い評価を受ける、画家・山口晃の作品集がフランスの出版社「LES ÉDITIONS DE LA CERISE」より昨年刊行されました。刊行当初、国内流通することなく完売となり、今年の秋に再版が完成し、この度国内でも一般流通する運びとなりました。作家の作品集としては2019年の「山口晃 親鸞 全挿画集(青幻舎)の刊行より実に4年ぶりの刊行、スリップケース入りかつ大ボリューム、アート性の高いブックデザインと装丁、たいへん美しい豪華仕様の1冊が完成いたしました。本書には、日本での未発表作品も含め、書籍の挿画、絵画、複製画、立体、コミッションワーク、ドローイングなど様々なタイプの作品が収録され、海外出版ならでは作品のイメージを活かした、大胆な編集も魅力的です。今回は本書の刊行を記念して山口晃さんのトークイベントを開催いたします。終了後にはサイン会も予定しています。是非、奮ってご参加ください。
プロフィール
山口晃 やまぐちあきら
1969年東京生まれ、群馬県桐生市に育つ。96年東京芸術大学大学院美術研究科絵画専攻(油画)修士課程修了。2013年『ヘンな日本美術史』(祥伝社)で第12回小林秀雄賞受賞。17年桐生市初の藝術大使に就任。
日本の伝統的絵画の様式を用い、油絵という技法を使って描かれる作風が特徴。都市鳥瞰図・合戦図などの絵画のみならず立体、漫画、インスタレーションなど表現方法は多岐にわたる。
近年の展覧会に、2015年個展「山口晃展 前に下がる 下を仰ぐ」(水戸芸術館現代美術ギャラリー、茨城)、18年個展「Resonating Surfaces」(Daiwa Foundation Japan House Gallery、ロンドン)、23年「ジャム・セッション 石橋財団コレクションX山口晃 ここへきて やむに止まれぬ サンサシオン」(アーティゾン美術館、東京)等。2023年ニューヨークのメトロポリタン美術館に作品が収蔵される。
成田国際空港や東京メトロ日本橋駅のパブリックアート、また五木寛之氏による新聞小説「親鸞」の挿画を通算3年間担当するなど幅広い制作活動を展開。19年のNHK大河ドラマ「いだてん 〜東京オリムピック噺〜」のオープニングタイトルバック画を手がけ、東京2020パラリンピック公式アートポスターを制作。
書籍情報
山口晃『CHRONIQUES D’UN JAPON MERVEILLEUX / とあるニッポン博覧圖』 ¥12,100(税込)
日本人画家、山口晃の作品集。作者は20年間にわたり、古典主義と現代の不遜さを織り交ぜた独自の画風を貫く稀有な日本人アーティストの一人として、国内外で高い評価を得てきている。その巨大なキャンバスには揺るぎない物語の力を秘め、観た者は時空を超えた旅へと誘われる。バイクと騎馬のキメラ、お茶を飲む侍、蔑みの眼差しでこちらを見つめてくるアンドロギュノスのような両性を持つ戦神と出会う。伝統的な絵画や1970年代の漫画のオマージュでありながら、作品にはエスプリとユーモアも富んでいる。グラフィカルな表現の裏に隠れているのは、グローバライゼーションと進歩に向けた風刺が散りばめられた日本の歴史そのものなのであろう。
テキストをフランク・マンガン(Franck Manguin)、インタビューを小山ブリジット(Brigitte Koyama-Richard)とフランク・マンガンが手がける。日本語 / フランス語併記。
※本テキストは LES ÉDITIONS DE LA CERISE、フランク・マンガンによる商品紹介文(英語)を日本語に翻訳
by Akira Yamaguchi