
松村圭一郎『くらしのアナキズム』
出版社 : ミシマ社
国家は何のためにあるのか?
ほんとうに必要なのか?
「国家なき社会」は絶望ではない。
希望と可能性を孕んでいる。
よりよく生きるきっかけとなる、〈問い〉と〈技法〉を人類学の視点からさぐる。
本書でとりあげる「人類学者によるアナキズム論」とは…
・国家がなくても無秩序にならない方法をとる
・常識だと思い込んでいることを、本当にそうなのか? と問い直す
・身の回りの問題を自分たちで解決するには何が必要かを考える
アナキズム=無政府主義という捉え方を覆す、画期的論考!
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この本で考える「アナキズム」は達成すべき目標ではない。むしろ、この無力で無能な国家のもとで、どのように自分たちの手で生活を立てなおし、下から「公共」をつくりなおしていくか。「くらし」と「アナキズム」を結びつけることは、その知恵を手にするための出発点だ。(「はじめに」より)
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ミシマ社創業15周年記念企画(出版社より)
・ミシマ社主催のトークイベントが9月21日に開催されます!
◆ちゃぶ台編集室 第1回:松村圭一郎 × 村瀬孝生 「弱さとアナキズム」https://mishimasha-books.shop/items/6131cf14a102754ef82cb559
・「200人が、この夏おすすめする一冊」松村圭一郎さん 選
シドニー・W・ミンツ『甘さと権力』
・松村圭一郎さん 近刊
松村圭一郎 コクヨ野外学習センター 編 『働くことの人類学【活字版】』