橘上+松村翔子+山田亮太『TEXT BY NO TEXT』
※本書は四冊で一組になります。
出版社:いぬのせなか座
「NO TEXT」とは、詩人にしてバンド「うるせぇよ。」のヴォーカルとしても活動する橘上が、2016年より続ける「本を持たない朗読会/戯曲のない演劇」。
詩集『複雑骨折』『YES (or YES)』『うみのはなし』などで特異な詩文を作り上げ高く評価されてきた橘が、たったひとり舞台の上に立ち、即興で大量の言葉を生み出していく――。その映像・テキスト記録をもとに、橘本人も含む3名が、ジャンルを越えてリミックス。新たな書物/作品群を立ち上げました。
①橘上『SUPREME has come』
激しく空転する独白が言葉と意味を脱臼し、代え難いユーモアと切実さを放つ詩集『複雑骨折』などで知られる橘上が、「NO TEXT」での言葉の氾濫に自ら向き合い、その声と批評性を純化、増幅することで成立させた、6年ぶり待望の新詩集。
②松村翔子『渇求』
演劇ユニット「モメラス」の主宰・劇作・演出であり、俳優としてもチェルフィッチュをはじめ多数の作品で活躍してきた松村翔子が、実際の事件をモチーフに、自閉スペクトラム症を抱える子どもと母親のネグレクト(育児放棄)を描く、渾身の戯曲。発売早々、第67回岸田國士戯曲賞最終候補に選ばれています(選考会は2023年3月17日予定)。
③山田亮太『XT Note』
ヴァーバル・アート・ユニット「TOLTA」のメンバーにして多数のインスタレーション・パフォーマンスにも関わる詩人・山田亮太が、「上演/記録」をテーマに組み上げる新詩集。『ジャイアントフィールド』、『オバマ・グーグル』(第50回小熊秀雄賞受賞)、『誕生祭』に続く、現代詩の最前線に立つ第4詩集です。
④橘上『NO TEXT Dub』
企画の発端=素材となった「NO TEXT」3公演をテキスト化、3公演の記録映像が視聴できるURLや本企画に関わる橘上のエッセイとともに収録する充実の一冊です。
どれも、ひとつひとつが期待の著者による待望の新単著であり、同時に、特殊な共同制作の結果として紐付いてもいる、刺激的で興味深い4冊となっています。
本書の編集、ならびに装釘・本文レイアウトは、小説・批評・編集・デザインなどさまざまなジャンルで活動する山本浩貴(いぬのせなか座主宰)と、かれが共同で制作を続けるhが担当。
第54回造本装幀コンクール 読者賞受賞の『光と私語』をはじめ、近年では長谷敏司『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』(早川書房)や加藤治郎『海辺のローラーコースター』(書肆侃侃房)の装釘・本文レイアウト、また『クイック・ジャパン』アートディレクター就任などで知られるかれらが、企画・編集・流通まで一貫して行なうからこそ実現し得た、最新のデザインをご確認ください。(出版社より)
出版社:いぬのせなか座
「NO TEXT」とは、詩人にしてバンド「うるせぇよ。」のヴォーカルとしても活動する橘上が、2016年より続ける「本を持たない朗読会/戯曲のない演劇」。
詩集『複雑骨折』『YES (or YES)』『うみのはなし』などで特異な詩文を作り上げ高く評価されてきた橘が、たったひとり舞台の上に立ち、即興で大量の言葉を生み出していく――。その映像・テキスト記録をもとに、橘本人も含む3名が、ジャンルを越えてリミックス。新たな書物/作品群を立ち上げました。
①橘上『SUPREME has come』
激しく空転する独白が言葉と意味を脱臼し、代え難いユーモアと切実さを放つ詩集『複雑骨折』などで知られる橘上が、「NO TEXT」での言葉の氾濫に自ら向き合い、その声と批評性を純化、増幅することで成立させた、6年ぶり待望の新詩集。
②松村翔子『渇求』
演劇ユニット「モメラス」の主宰・劇作・演出であり、俳優としてもチェルフィッチュをはじめ多数の作品で活躍してきた松村翔子が、実際の事件をモチーフに、自閉スペクトラム症を抱える子どもと母親のネグレクト(育児放棄)を描く、渾身の戯曲。発売早々、第67回岸田國士戯曲賞最終候補に選ばれています(選考会は2023年3月17日予定)。
③山田亮太『XT Note』
ヴァーバル・アート・ユニット「TOLTA」のメンバーにして多数のインスタレーション・パフォーマンスにも関わる詩人・山田亮太が、「上演/記録」をテーマに組み上げる新詩集。『ジャイアントフィールド』、『オバマ・グーグル』(第50回小熊秀雄賞受賞)、『誕生祭』に続く、現代詩の最前線に立つ第4詩集です。
④橘上『NO TEXT Dub』
企画の発端=素材となった「NO TEXT」3公演をテキスト化、3公演の記録映像が視聴できるURLや本企画に関わる橘上のエッセイとともに収録する充実の一冊です。
どれも、ひとつひとつが期待の著者による待望の新単著であり、同時に、特殊な共同制作の結果として紐付いてもいる、刺激的で興味深い4冊となっています。
本書の編集、ならびに装釘・本文レイアウトは、小説・批評・編集・デザインなどさまざまなジャンルで活動する山本浩貴(いぬのせなか座主宰)と、かれが共同で制作を続けるhが担当。
第54回造本装幀コンクール 読者賞受賞の『光と私語』をはじめ、近年では長谷敏司『プロトコル・オブ・ヒューマニティ』(早川書房)や加藤治郎『海辺のローラーコースター』(書肆侃侃房)の装釘・本文レイアウト、また『クイック・ジャパン』アートディレクター就任などで知られるかれらが、企画・編集・流通まで一貫して行なうからこそ実現し得た、最新のデザインをご確認ください。(出版社より)